アンケート記入時間の削減と集計時間の節約を目指し,アンケートを紙で実施する代わ
りに,アンケートシステムで行う [フリップフロップのアンケートシステムは 2012 年度電子情報基礎実験「計算機回路」の実験において,学習支援システムと共に導入した.また,カウンタ回路のアンケートシステムは 2013 年度の同科目の実験に導入する予定である.カウンタ回路のアンケート画面全体図を下記の図 に示す.

コード一覧
学籍番号・氏名を記入する
学籍番号と氏名を記入するためのプログラムを下記のコード一覧になる。
String^ text = this->textNumber->Text;// 学籍番号
String^ text1 = this->textName->Text;//氏名
StreamWriter^ writer = gcnew StreamWriter(text +“選択.txt”,true);
writer->Write("学籍番号・氏名を登録しました。");
writer->WriteLine("");
writer->WriteLine(“学籍番号は ”+text+“です。”);
writer->WriteLine("");
writer->WriteLine(“氏名 は”+text1+“です。”);
writer->WriteLine("");
writer->Close();
(1) 変数への値の代入
このプログラムでは textNumber textName オブジェクトの Text プロパティから取り出
した値を String 型の変数 text text1 に代入する.
(2) ファイルへのデータの読み込み
ファイルを開いて StreamWriter をインスタンス化し,オブジェクトを作成する.
StreamWriter クラスのコンストラクターにファイル名を指定し, Streamwriter の変数 text
を代入する.
(3) ファイルへの書き込み
Write メソッドを使用して「学籍番号・氏名を登録しました。」 とファイルに書き込む.
StreamWriter クラスの Write メソッドでは出力した文字列の末尾に改行を付加する.
WriteLine メソッドを使用し,ファイルに書き込む.
StreamWriter クラスの WriteLine メソッドでは出力した文字列の末尾に改行を付加し,
textNumber textName オブジェクトの Text プロパティから取り出した値を String 型の変
数 text text1 に代入する.
(4) ファイルを閉じる
ファイルの書き込みが終了したら Close メソッドでファイルを閉じる.
テキストボックスの内容をクリアにする
テキストボックスに記入された文字列を空欄にするプログラム.
TextBox1->Resettext
テキストボックスの内容をクリアにする. ResetText メソッドは Text プロパティを既
定値に設定する機能を持っている.テキストボックスの Text プロパティの既定値は空の
文字列になる.同様にテキストボックス内容をクリアにするプログラムを下記のコード
に示す.
TextColumn->Clear()
アンケート回答履歴の読込,表示
学籍番号を最初に記入するとその番号が個人のファイル名となり,アンケートの解答が
ファイルに記録されるようになっている.下記の図 にカウンタ回路のアンケート回答履歴の
読込,表示を示す.
